TAKAKO★マッドネスの何がアカンのよ

ぶっちゃけ、twitterで長文書くのめんどい。

「許される馬鹿映画」と「許されない馬鹿映画」

世の中には、許される馬鹿映画と許されない馬鹿映画がある

 

これはエガちゃんの名言。年に3桁映画を見て映画秘宝にもインタビューされるだけあって深みがありますね。

実際私も今年に入ってから(去年から、かな?)クソ映画をレビューするようになったんですよ。メタルマンの人とかMIBさんという方とか、そういう人たちのクソ映画レビューがあまりにも面白かったんで、じゃあ私も便乗しようと思ったわけでございましてですね。

で、今んトコ5本、レビューしとるのですわ。その中で私の基準、あくまで私の基準ですが「許される馬鹿映画」と「許されない馬鹿映画」を仕分けしてみたいと思います。

許せる(ギリ許せる、も含む)

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絶対許さん

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以上のようになります。

私の場合はですね、そんなに映画に関しては意識高くないんですよ。取り敢えず最低限エンタメの体になってりゃ、あんまりハードルは高く設定しませんから。

 

トゥーム、んにゃらら……に関しては、まぁその何ですか、薄い本を実写化しました、的な?うん、「なぁララ・クロフト・・・スケベしようや・・・・」みたいな感じで、あるやないですかそーゆーの。まぁ取り敢えず尺の使い方だけどうにかして欲しかった、ってのはあります。

 

実写版ルパン、私はそこそこ楽しめました。togetterまとめにも書きましたがアレです、もう金掛けて作ったシベリア超特急だと割り切れば楽しめます。ぶっちゃけこれは小栗旬のPV、「うちの小栗はこんな事出来るんですよ~」みたいなPR映像だと割り切ってしまえば楽しめるんですよ。大体、TVSPの中にはこれより酷い出来のがザラにありますからね。

 

長渕剛主演のウォータームーン。ネタ的な意味では、うん。建築中の都庁とか日本の大自然とか、映像的資料としての価値はあると思います。それから、「死ぬのが怖い、みっともなくしがみついてでも生きたい主人公」ってのは私は好きです。自殺防止キャンペーンにいいんじゃないですか。こんなクソ映画作って四半世紀も生きてる図々しい奴がいる的な意味で。

 

とまあ比較的クソ映画でもそこそこ楽しめるハードル低めな私、ですら許せない映画が下二つですね。

 

はい、ゲームセンターCX the MOVIE。これ、映画って言っていいのか!?ただ単に二つの映像をブツ切りにしてつなげ合わせただけ!そりゃ、個々の映像として見る分には、それはだってゲームセンターCXと言う面白いテレビ番組で、それも神回なんですから、少年が借りパクされたファミコンソフトを取り戻すシーンも、単体で見れば悪くないんですよ。それを何の工夫もなくつなげ合わせて何がオモロイねんて。

大体ですね、舞台を切り替えるにしても、明朝体の数字がポンと出てくるだけって言う、そこはせめてファミコンぽいフォントにせえよって。おまけにあのラストシーン、ネタバレだから敢えて伏せますがもうちょいどうにかならんかったのか、と。あれをオモロイと思って撮ったのであればアホやし、特定のファンサービスにもなってないしで、映像的価値どこにあんですかねこの映画。先述の実写版ルパンと同じ年に公開されましたがぶっちゃけ私の中で糞度はこちらの方が勝っています。

 

はい来ましたよ真打が。R100。もうダメな所なんて挙げてったらキリ無いですが敢えて一つとりあげるなら、冒頭のシーン、ベートーヴェンの名前を出したなら何故映画全体の音楽をベートーヴェンで統一しないのか。これだけでも映画全体が引き締まるのに、そもそもSMとベートーヴェン関係無いけれど。

大体、SMを題材に取り上げるなら、せめて語源となったマルキ・ド・サドやレーオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホの小説くらい読んだのか、日本の作家だって、山田風太郎とか団鬼六とか、そういう人たちがいっくらでもいる訳で。小説じゃなくたって、実際にそのSMのショーとか取材に行ったのかなーって、渋ちん吉本とてそれくらいの取材費は出せるでしょうに。

それから劇中、「丸飲みの何がSMなんだよ!(憤怒)」ってシーンがあるんですが、ありますからねそう言うジャンル。いかに松本人志がSMと言う題材に興味が無いのかがバレバレなんですよ。

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本人はR100の駄目な部分を「敢えて」のつもりで撮ってるのでしょうが如何せん映画監督として実力が無いから、その「敢えて」が悉くスベってしまっているんです。別の人が呟いてた話ですが。

言わば「ヨゴレ」なんですよ映画の出来が。「ヨゴレ芸人」なんて今は使われない言葉ですが、私に言わせればR100は「ヨゴレ映画」。松本人志と言う人は昔「ごっつええ感じ」でそんな「ヨゴレ」を批判するようなコントを作っていたのに、どうしてこうなってしまったのか。

 

あ、あとR100で付け加えると冨永愛とか言う顔面セガサターン女、R100でもギャラ泥棒やりやがりましたわ。おい、冨永!お前の顔の解像度ナンボやねん!